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2013年7月4日木曜日

閲覧注意度【中】 大阪市立自然史博物館 第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ マッコウクジラ骨格標本組み立て取材報告その5


前回までのあらすじ

来る2013/7/20から大阪市立自然史博物館で 第44回特別展 いきものいっぱい大阪湾~フナムシからクジラまで~ というのが開催されるが、それの目玉展示品としてマッコウクジラの全身骨格標本が!そしてなんとブロガー取材枠で組み立ての様子が取材できちゃったぞ! 届いたマッコちゃんパーツをどんどん展示ホールに運んで組み立てて完成!・・・おっとこっちも取材しなきゃ!





さぁみんな、今回の特別展のタイトルを良く見るんだ。




第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~


いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~


~ フ ナ ム シ か ら ク ジ ラ ま で 




そうですね~。
取材報告その1からその5までがクジラでしたもの、残るはフナムシですよね(*´Д`*)



というわけで、こちらにある手前2つ並び30cm水槽に主役がいらっしゃいます。


ここはやはり関西でキタフナムシを見つけたご本人、自然史博物館の館長さんにこの子達の紹介をお願いししましょう♪




「すみません館長~!こちらのフナムシ水槽んトコで並んでお写真撮らせていただけませんか?」

え?着替えてくる?あ、はい行ってらっしゃいです。
ミュージアムショップ新作のフナムシTシャツでも仕込んできはるつもりかしら?)





あ、おかえりなさいぇええええええ!?!?





特注魚河岸前掛けキタフナムシバージョン装備!!(多分非売品)


個人的にはこっちの前掛けのほうがめっちゃ欲しいです!!!




まずこちらがおなじみのフナムシ。






こっちがキタフナムシ。






フナムシとキタフナムシの違いは・・・

■フナムシは大きくなって60mm程度で、キタフナムシは大きくなって55mm程度。
キタフナムシの方がちょっと小ぶり。

■キタフナムシの方が触覚と尾肢(尻尾みたいな2対付いてるヤツで先が二股になってる)が短い。
館長前掛けのイラストでいうトコの触覚途中====から○○○○○に変わった○側を「鞭」っつぅんですが、これの数がフナムシは多い子だと48節、キタフナムシは27節しかない。




なんでキタフナムシでわいのわいの言ってるのかっていうと・・・

■フナムシは世界中どこにでもいる子。
日本でも青森から九州ちょい下の大隈諸島辺りまで確認されてた。

■キタフナムシは名の通り北にいる子。
北海道から千島列島が分布・・・だったはず。

だが大阪湾でキタフナムシがこんにちわしたので話題になっているのでございますよ。




なんでお前(・冷蔵庫の主・)はフナムシにこんな気合いれて記事書いてるの?と言われれば・・・

■お忘れですか?僕がワラジムシ飼いだという事を!
フナムシもワラジムシの仲間なもんで、やっぱり気になっちゃうわけですわよん♪
いやぁ、そりゃ磯でザワザワズザザザされると正直涙目で逃げますが、水槽越しの観察対象生体として見る分にゃ、ぽんぽんひっくり返してあんよワサワサされようがめっちゃ平気です!!







ところで館長、館長から見てフナムシのチャームポイントってドコですか?


館長:『 う~ん、みなさんは良く 思っていたより目が可愛い とおっしゃいますね~。 』

・・・・・館長、最後まで個人的ポイントは洩らさず・・・、お気に入りのハズなのに・・・。

黄色タイプの子は、デカ黒目が映えて人気出るかな~。





フナムシ水槽の他にも、大阪湾の生き物仲間がいる水槽もございますです。






もっと一杯いろんな子が入ってるのですが、ちょろちょろ動かれてまったくピントが合わせられませなんだ。

マッコウクジラ組み立ても今頃なのに水槽が先に準備出来てるの?と思われるかもしれませんが、生体展示系は水作り(環境整えたり慣らしたりとかも含め)とかが必要で、かなり前もって準備を始めないといかんもんなんですよ。





というわけで、今回の「大阪市立自然史博物館 第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ マッコウクジラ骨格標本組み立て取材報告」これにて終了。
長々とお付き合いありがとうございました♪

ブログで見たからもういいやとは言わず、どうぞ実物をご覧になってみてください。
生の迫力というモノは絶対写真では味わえないものがございますですよ♪
それに今回はまだ準備が整っていなかったその他多数の展示物もありますしね~♪





特別展公式案内ページ
大阪市立自然史博物館 第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~
開催期間:平成25年7月20日(土)~10月14日(月・祝)





ナガスケも待ってま~す♪








■■ 追 記 ■■

当ブログの特別展記事関連のまとめページは↓こちら↓

大阪市立自然史博物館 第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ まとめ




2 件のコメント:

ムツギアリ さんのコメント...

やった!フナ虫だ!
困った事にこの子嫌われがちだから全然情報無くって、このような記事は嬉しいですね。

しかし、キタフナが大阪湾で出没とは、あまりよろしくないニュースですね。
どっかでくっ付いて来ちゃったのかなぁ。
わざわざ北海道までいって採集して大阪で飼育してて「飼い切れなくなった」ってフナ虫で逃がすような人は居ないでしょうし。

それにしても、こんな感じで飼えるんですね。
ワサワサを水槽内でもさせるのが自分の人生目標でもあるのでですねぇ。
試行錯誤しておりますが、ひとつ勉強になりました。

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>ムツギアリ しゃんへ

ふなむ~♪
野生ふなふなは苦手なのでちょっとドキドキしとったんやけど、明るいトコで綺麗に飼われてたら見れるもんでしたわw

お船にくっ付いてきたあたりが原因でしょうね。
北海道旅行でおこちゃまが捕まえたやつをオカンに『そんな気持ち悪いのん放してきぃ!』とかが発端だったりw
あ、でも水槽フタしてないと脱走するようだし、逃がしたではなく逃げたとかありえなくは(どんだけ海辺住みのヤツやねんそいつw)。

自力で海岸這って泳いで流れ着いてにしては、かかった年月が短いでしょうか?
ちなみに館長が大阪で初観察したのが3年前だとかなんとか。

ふなふな水槽後ろに水換え用だかの空海水水槽動いてるんすが、その水で館長が毎日お風呂入れてる(温めるってわけじゃないだろうから洗い的な意味だとは思う)とスタッフさんが言うてはった。
入れてる海草が餌だと言うてたが、近くにおいてたテトラミンも貰ってるはず。
あと、写真には写ってないけど、チビも産まれてまちたわん。
ムツギアリしゃんとこでも目指せワサワサゾワゾワ♪