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2012年6月27日水曜日

閲覧注意度【低】 アフリカヤマネ飼育指南 007

006からのつづき 



◆穀物・種子 
鳥用や小動物用に売られている、ヒマワリをはじめ、 麻の実、粟、稗、かぼちゃの種、 
など等色々食べます。 
歯の伸び過ぎ防止やストレス解消などからも、 カラ付きのものを与えるのが良いでしょう。 
飼育頭数の少ない方は、あれこれ買い揃えてると 一生分かと思えるほどになりかねないので、 中型インコ用に売られているミックスシードが 色んな種類が入っててオススメです。 
動物の性として、粟稗よりも、 脂肪分たっぷりなヒマワリや麻の実のほうが大好きなので、 粟稗などは見向きもしない事も多々あります。 


◆ドックフード系 
肉っ気補給や、主食として使っています。 
ドックフードやキャットフード、フェレットフードとして売られている、 よくいうとこのカリカリごはんです。 

自分でいくつか聞いた範囲では、 成分中の肉原料は10~30%程のものが多いようです。 
意外と大した比率じゃないので、 がんがんあげちゃって問題無いと思います。 

肉の比率としては、犬用<<猫用<フェレット用・ハリネズミ用といった具合。
雑食性であり、動物性たんぱく質からしか作られないアミノ酸とかがある以上、大いに活用すべきフードじゃと思う。

猫用とフェレット用には、成分にタウリンが入っています。 
リポビタンとかに入ってるアレっすね。 
猫とかは体内でこれが合成できないから入ってるそうですが、 さて、アフリカヤマネには必要な栄養素なのでしょうか・・・。 
あれこれ混ぜたりして使ってるからよぉわからんです。 
ただ、タウリンが必須なのは猫科の動物のみで、不足による障害が出るのは視神経系との事なので、なにがなんでもアフリカヤマネの食事にも取り入れなければ~というものではなさそげ。

猫用は、材料に魚ががっつり入ってるのが殆どですが、 魚入りは喰い悪いです。  
おそらく酸化した時の匂いが、森の子達にとっては受け付けがたいくちゃさなんじゃろ。
モノのいい煮干系は食うからねぇ。 
探せばチキンやターキーのもあるのでそれらを選んでやってくだせぇ、ってなんで日本人って猫=魚なんろねぇ。

チビたんや歯に弱い子には、 フードを水でふやかせば、りっぱな即席離乳食の出来上がり♪ 
熱湯ぶっ掛けると、ビタミン系が壊れたりつなぎがゆるくなってペーストになってもぉたりするので、ぬるま湯程度までにとどめておくこと。


◆お肉・虫 
うふふふふふ、む~し~む~し~も~ぞもぞ♪ 
かわいらしいだけのイメージを 一瞬でぶっつぶす時間がやってまいりました♪ 
アフリカヤマネには肉っ気が必要です。 
もちろんフェレットフードなどで補えます。 
でも、虫あげるほうが、そりゃぁよろこぶんざ~ますよ奥様ぁ。 

さて、虫ってどんなのをあげるのかっていうと、 メジャーなところだと、 『ミルワーム』『ジャイアントミルワーム』『コオロギ』等が ペットショップ等で入手できます。 

ミルワームってのは甲虫の幼虫で、 ようは ~ ←こんな1㌢位のモゾモゾしたやつで、 生きた状態のがフスマ(米ぬかの麦版とでも思っておくれ)と一緒に パックされた状態が売ってます。 
『ジャイアントミルワーム』は、まさしくジャイアントで、 胴回り7㍉長さ5㌢とかのモゾモゾ君です。 
そんなデカいものを!?と思われるでしょうが、 びっちびち暴れまわるそいつを押さえこんで、 カバッ!ガブッ!ブチィッ!とやっちゃいます。 
ジャイアントのほうもフスマとともにパックされてる事が多いです。 
家でのキープには、フスマや金魚の餌やパン粉を追加してやり、 水分補給に野菜くず少しを入れておいて置きます。 
ほっとくとどんどこ成長していって黒いむいむいになります・・・。 
むいむい状態は人気がありません・・・。 
ブーンと飛んだりはありませんが、 ぶっちゃけかわいいもんではないです。 
むいむい化を遅らせる為、 家庭では野菜室に放り込んで保管するのがオススメですが、 モニターの向こうから「そんなのイヤー」 との叫び声が聞こえたきがします。 
水分補給の野菜くずですが、入れなくてもおk。 
ミルワームたんは多湿状態でコロっと死んじゃうので、 加減がわからないならナシのままいっときましょう。 

よく『ミルワームは栄養無いから良くない』という人がいますが、無いんじゃなくちいと偏ってるだけです。
ミルワームばかりを大量に与えるのは毎日ローストンカツ食わせるような感じかの?
トンカツ食う時ゃ千切りキャベツも大量に摂りゃいいんだよ!
バランスが大事!

『コオロギ』は普通の黒っぽい『コオロギ』と、 薄茶の『ヨーロッパイエコオロギ』が売られています。 
薄茶君のほうがはんなり高いですが、 ちょっとカラが柔らかいので人気です。 
プラケースに紙を蛇腹に折って面積広くしたようなモノを入れ、 コオロギの餌や金魚の餌と、 スポンジに水ひたしたような水飲みを用意してそこで保管します。 
皿などに水張っただけだとぽっくり溺れ死んでしまうので注意です。 

ちなみに、ワームやコオロギは、 加熱処理して缶詰にされたモノも売られてます。 
生きた虫なんか見たくないとか世話したくない人は缶詰オススメ。 
ただ、みっちり缶に詰まった様子も、これはこれでスプラッタです・・・。 

屋外で捕まえた虫に関しては、 農薬や殺虫剤、寄生虫といった心配があるので、 お止めになったほうが無難かとおもいます。 
トンボとかおいしいらしいんだけどね~・・・。 

他に肉っ気として、ゆでたまごや、 鳥レバーやササミをゆでたもの等もええ感じっぽいです。 
めんどっちいのでうちではやってませんが。 


◆おやつ 
小動物用・犬用・猫用・フェレット用などの、 クッキーやゼリーといった類もあげています。 
人間用の幼児向けに売られているおやつもかなりオススメです。 
人間用といいましたが、あくまで幼児向けってのがポイントです。 
幼児向けは、いらん甘味料や香料とか、砂糖や脂質も抑えてあるし、 材料とかも自然なモンつこてるからこそですが、 普通のおやつだと、砂糖がっつり塩分がっつり、 やれ保存料だ添加物だと、あれこれイランもんが多過ぎます。 
おまえんとこ人間用オヤツ食わせとるやろって・・・? 
ふははははwおさつスナックとかめっちゃ大人気だよwww 
他にもあんなんやこんなんもあげたりしてるけど、 これでチビ助死んでも責任は自分にあるし、泣くのも自分だからね。 
それに毎日あげてるわけでもないし、 チョコとかポテチはなんぼうちでも絶対あげない。 
ヘタに人間用オヤツなんでもおk~なんて言っちゃうと、 なんかあったとき、 『少しなら』と注意してても、『おkって言ったやん!』って 責任ふっかけられるからねぇ。 
だからあくまで人間用のんは幼児向けおやつのみってことで。 
例外的に、カロリーメイトはアリっていっちゃってよいかも。 


◆その他補足 
繊維質たっぷり~なヤツは、毎日のように与えるのはよくないようです。 
『ヤマネには小腸が無いので、繊維質のものを消化出来ないから』 
という事なのですが、 んな事いったら人間小腸退化しまくってるけど、むしろ必須だし、 バナナやリンゴも繊維豊富なはずなんですが、 まぁ牛蒡レベルのんは腹つまったり、あれこれ良くなさそうですね。 
いちよう毛玉対策食物繊維強化配合とかのフードとかは避けてます。 
おそらく飼育方法が分からない時代に、ラビットフードでも食わせた続けた人がいるとかそんなオチなんだろう。


よく肉食獣などで、生肉食わすと凶暴性が上がる~ といった話がありますが、 ヤマネでは毎日生き虫あげてるからといってそんな事はないように感じます。 
ただ、フェレットフードオンリーで野菜っけや果物無し~とかな肉比率の高い状態を続けると、 ケンカっぱやい状態になると感じます。 
まぁこの場合、肉多過ぎだからなのか栄養バランス悪いからかってあたりは微妙ですが。 


いちようコレも書いておこう。 

  水   必須! 

ペットには水も餌もいらないと信じてるような人がマジでいるから・・・ゆっとかないとね。 
普通の水道水や浄水器通したヤツでおk。 
へたに奮発してミネラルウォーター買ってあげたりすると、硬水が体に合わず下痢や便秘になっから注意。 
大概の子は、ウォーターボトルとか言われる、逆さまに吊るしてノズルから飲むアレで飲めます。 
ちっさい子や、ボトルに慣れてない子には、ノズルのそばに水入れを置いて、水入れから飲ませ、ここらが水飲み場だと思わせるあたりからはじめると良し。 
大人でもボトルに慣れてない子なんかには、 最初だけボトルに果物ジュースとか入れて、 匂いやらで釣って口を付けさせる~なんて作戦もアリかと。 



とりあえず食べ物関係はこんなもんかな?








水は常時設置として、各種ごはんをバランス良く与えていきます。
単独飼育の場合は毎日色んなのを少しずつ盛り合わせてあげればいいんだが、我が家みたいな多頭飼いが多い場合は、今日はキャットフード、明日はバナナ、その次はフェレットフード、その後は鳥餌~といった感じに日替わりで与えるのも手ですよ、というかうちはそうしてます。
んとね、多頭飼いで盛り合わせにすると、グループの中の強い子や人を怖がらない子だけがさっさと嗜好性高いのを独り占めしてしまい各個体ごとに食べる量とか栄養バランスがかわっちゃうの。
コレしか無いって状態なら、少なくともその心配は無い。
その日の栄養バランスが悪くとも、3~4日単位や1週間通してのバランスさえよければ問題は無いよ。


あと、個人的に気をつけてるのはたんぱく質の割合かなぁ。
平均30%越えてるのがよいのだろうけど、実際果物や野菜を食べさせてると平均20%とかにはなっちゃうと思う。
マウスなんかで16%切ると疾患が出るとかあった気がするし、20%は切りたくないなとは気をつけてる。
あと、おなじたんぱく質でも、動物性のものが無いのは困ると思う。
僕ん家で選んでるキャットフードやフェレットフードは、、成分中肉使用率3割越えを確認してるの。
他の食品との組み合わせで減っていくけど、なんとか全体の1~2割は肉食えてる計算になるはず。
野生化で虫やら食ってる子なんだから、やっぱ肉由来のたんぱく質を摂取しない食生活というのはありえねぇだろ!というのが自論。




ちなみに、肉割合うんぬんはメーカーに問い合わせれば教えてくれる事が多いです、というか日本の企業のんならたいがいは教えてくれるな~、まぁ根掘り葉掘り聞くわけやなく答えられる範囲でいいので~って聞き方やがな。
海外メーカー系は諦めろ。
企業秘密だのなんだのでまったく教えてもらえないパターンが多い。


個人的に、安くて良い品肉たっぷり「ペットライン」社のキャットフードとフェレットフード超お勧め。
最強の肉使用率と高たんぱく質ならユーカヌバの授乳期ママと子猫用のヤツ。













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